写真

レザークラフトにおける、ブツ撮り用の背景シートを自作しよう!

ブツ撮りのクオリティを上げたい

このブログでは、レザークラフトでの製作工程から完成までの写真を多く掲載しています。

ただ写真も趣味としている人間として、その写真の仕上がりはとても満足の行くクオリティではなく、ずっと妥協してきました。

今回はその写真のクオリティを上げるため、撮影の背景にこだわってみようと思い、ブツ撮り用の背景シートを導入することにしました!

 

現在の撮影環境

大体はこのデスクで作業とブツ撮りをしています。

大きな無垢材なので雰囲気もよく、ブツ撮りの背景にはもってこいと思いきや、デスクや窓やライトの位置と向きの関係でなかなかうまく行きません。

窓が東側に1つしかないので、自然光で撮影できる時間がとても少ないんですよね。

 

そしてこのiPhone8用のレザーケースの完成写真を例に見てみると、右側が影で暗くなってるのがわかるでしょうか。

これはカメラのレンズの影です。少し離れた場所から望遠側で撮影していますがどうしても入っちゃうんです。

このデスクで撮影した写真はほぼ全てこの影が入ってると思います…汗。

撮影場所は固定せず、よりよい環境を求めて機敏に撮影したい。これが背景シートを選んだ決め手です。

 

背景シートとは

minneやCreemaなどのハンドメイドサイト、ヤフオクやメルカリなどのオークションサイト、はたまたインスタグラム等で、商品写真をオシャレにアーティスティックに撮影する人達が増えてきました。

その商品写真の仕上がりによって、商品の売れ行きが大きく左右されるからです。

そんなブツ撮り用の背景として需要が高まっているのがこれらの背景シートと呼ばれる商品です。


Flatlay Sheet (フラットレイシート)


両面利用可背景ペーパー

様々な素材のテクスチャが印刷されており、撮りたい商品の下に敷く事でとても簡単にオシャレな写真を撮ることができます。

僕ももともとはこれらの商品を買うつもりでしたが、結構簡単に作れそうなので自作してみることにしました。

 

理想の背景を考える

僕自身、レザークラフトで使う革はナチュラルやキャメルといった色味を好んで使うため、背景もこの色味にするのは避けたいところ。

レザーオカリナケースの製作工程

例えばこのキャメルのレザーオカリナケースの完成写真。

レザーオカリナケースの製作工程
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オカリナ自体もキャメル色ということもありますが、せっかく作ったケースが全く映えません。

 

コーヒー染めレザーコースターの製作工程

こちらのナチュラルなレザーコースターも同様、背景と同化してしまっています。

コーヒー染めレザーコースターの製作工程
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ナチュラルな色味はもちろん、その他多くの色味が映える色を考えた結果、色味は白またはライトグレーに決定

続いては素材選び。

小物の背景に木・木目調の素材を使うと簡単に味が出てオシャレな雰囲気になりますが、改めて考えてみると味が出すぎるというか、革の素材感と喧嘩するように感じます。

かといってただの白い紙を背景に使うのはあまりにも味がなさすぎる。

主張の少ない適度に味のある素材を考えた結果、素材はコンクリート、または漆喰に決定

 

背景シートの作り方

背景となるテクスチャ画像をコンビニでA3サイズにプリントアウトするだけです。

テクスチャの画像は自分のカメラで撮影して自作するもよし、ネットでフリー素材を地道に探すのもいいですが、高解像度かつ高クオリティの画像を手に入れるには、ストックフォトサイトが一番確実ですね。

ちなみに僕はAdobe Stockに登録すると最初の1ヶ月間、10点の画像を無料でダウンロードできるサービスを利用して以下の画像を手に入れました。

10点好きな画像を自由に選んで、1ヶ月以内に解約してしまえば完全に無料なのでめっちゃお得!オススメです!

この2枚のJPEG画像をUSBメモリに入れて、最寄りのセブンイレブンのプリンターでA3サイズでプリントアウトしてきました。

 

ブツ撮り用の背景シートを自作

左がコンクリートで右が漆喰。お値段はA3サイズ1枚80円×2枚で160円。安い!

表面に光沢のないペラペラの普通紙ですが、撮影時に光が反射しないのでこちらの方が都合がいいと思います。

 

実際にブツ撮りしてみる

レザーオカリナケースを使って実際にブツ撮りしてみましょう。

部屋の四方から光が入る明るい部屋に背景シートを敷いて撮影。

ブツ撮り用の背景シートを自作

こちらはコンクリート。

どうですかこれ!?以前撮った写真と比べると抜群に良くなったんじゃないでしょうか。

白い背景のおかげで全体にまとまりが生まれ、レザーケースの鮮やかなキャメル色が真っ先に目に飛び込んできますね。

それに紙の上に置いてるなんて全く気付きません。

 

ブツ撮り用の背景シートを自作

こちらは漆喰。

一見同じように見えますが、コンクリートは無機質で冷たく、漆喰は少し温かみを感じます。

本命はコンクリートの方だったんですが、こりゃ漆喰のほうがいいかもしれない。

 

ブツ撮り用の背景シートを自作

続いてレザーコースターも物撮りしてみました。こちらはコンクリート。

 

ブツ撮り用の背景シートを自作

こちらは漆喰。

うん、個人的見解として、レザークラフトにおけるブツ撮りにベストな背景は白の漆喰に決定しました!

 

最後に

プリントアウトした紙の上に置くだけで、まるで本物の素材の上にあるかのようなオシャレな写真を撮ることができました。

背景シートを自作するメリットとして、とにかく簡単で安い!これにつきますね。

それに画像編集ソフトを使えば自分で画像の明度や色相を変えることだって簡単です。

ただ今回作ったA3サイズはギリギリ使える最小サイズですね。少し引きで撮ろうとするとすぐに見切れてしまいます。

欲を言えばもう一回り大きいサイズが理想ですが、まぁそれはおいおい考えてみます。

というわけで今回は簡単格安に出来るブツ撮り用撮影シートを作ってみました。

 

追記

新たに本格的な漆喰の背景ボードを作ってみました。

ブツ撮り用の漆喰背景ボードを製作
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