今回はバイクでのキャンツーや登山等のアウトドアで活躍するガス缶用のレザーカバーを製作したいと思います。
僕が普段よく使ってるのはイワタニ・プリムスのアウトドア缶、通称『OD缶』の小(250)サイズです。
実際にこちらを採寸して型紙を作りました。
上部パーツと胴回りパーツは穴の数を正確に合わせる必要があるので、型紙の段階で縫い穴の位置を決めます。
胴回りパーツの上部に5mmピッチで縫い穴を空けると穴の数は66個。上部パーツもそれと同じ5mmピッチで66個の穴を空ける必要があります。
実際は5.454545…mmピッチになってしまいますが、これぐらいなら許容範囲ですかね。
ガス缶(OD缶)用レザーカバーの製作開始!
型紙から革のパーツを切り出します。
このように型紙越しに目打ちで革に跡を付けています。
目打ちの跡に沿って菱目打ちで縫い穴を明けます。
上部パーツは2本菱目打ち(5mmピッチ)を使います。
縫い穴が空きました。
実物のOD缶に胴回りパーツを巻き付け、ロウ引き麻糸で縫っていきます。
縫い方はベースボール縫い等様々な技法がありますが、今回は初めてクロスステッチという技法に挑戦してみました。
縫い方はこちらのYouTubeの動画をが大変参考になりました。
少しおかしい部分もあるけど初めてにしてはいい感じ。
続いて上部パーツもクロスステッチで縫い合わせていきます。
グルっと一周して完成!
ガス缶(OD缶)用レザーカバー完成!
穴の位置が合うか心配でしたがなんとか上手くいきました。
革の断面は着色とかした方が良かったかもしれませんね。
真上から。クロスステッチがいいアクセントになってます。
取り外した様子。
バーナーを取り付けてみました。これガスランタンとか付けてもすごくオシャレになりそう!
このランタンとかいい感じ。欲しい…
ガス缶(OD缶)用レザーカバーの型紙公開
A4原寸でプリントアウトして使って下さい。
あくまで初心者が作った物で完璧な型紙ではありません。ご注意下さい。
最後に
試作品のつもりで作り始めましたが、フィット感も抜群で全然満足の行く仕上がりとなりました。
そしてこちらが実際にアウトドアで使ってみた写真です。めちゃくちゃオシャレじゃないですか?
登山やアウトドアグッズと革の組み合わせってすごく相性がいいですね。ケトルカバーとかクッカーを入れるカバーなんかも作ってみようかな。
<追記>改良版も作ってみました!
後日、シルエットを見直した改良版を作りました。
