四星球を入れる袋が欲しい
僕はよくドラゴンボールの四星球を持って旅に出かけたり、山に登ったりして写真を撮ってるんですが、幅7cmの球体なのでポケットにも入らず出し入れが面倒くさいという悩みがありました。

球体の四星球がすっぽり収まり、カラビナなんかでズボンや鞄に取り付けられるポーチが欲しいと思ったんですが、それなら自分で作ってみることにしました。
イメージはこれ
そう、悟空がブルマとともに旅立つ際、実際に四星球を入れていたあの袋です。
山賊や海賊が金貨や銀貨を入れて酒場で披露してそうなあの袋です。
ドラクエの主人公が腰に付けて薬草や聖水を入れてそうなあの袋です。
この原作の袋をイメージしつつ、開け閉めや腰への取り付けが簡単な革の巾着袋を作ります。
製作開始
Illustratorでサクッと型紙を作りました。これを使って革を切り出します。
同じ物を二枚切り出しました。
銀面の端に両面テープを貼り、二枚の革を貼り合わせます。
内側4mmに菱目打ちで穴を空けます。
手縫いしていきます。
手縫い完了。この床面が袋の表側でも味があっていいかも。
表裏をひっくり返しました。ちゃんと袋になりましたね。
ポンチで紐を通す穴を開けます。
紐はショルダーバッグを作った時に出た端切れを使います。今回の巾着袋と同一の革です。取っておいてよかった。
切口がボロボロだったので、トコノールを塗って整えました。
紐を穴へ交互に通し、端をコードストッパーに通して結び目を作ります。
ズボンのベルトループや鞄に引っ掛けるためにアミナスカンを取り付けます。
こんな感じでカシメ一つで固定したんですがこれは正直失敗かも。
耐久性を考えるとカシメ一つだけじゃなく、糸で縫い付けるべきでしたね。後で接着剤で補強しておこう。
四星球用レザー巾着袋完成!
完成しました!早速四星球を入れてみましょう。
…す、すごくパンパンです…。 ちょっと革が厚かったみたい。
(キ…◯ンタマ袋みたい…。)
でもいい感じ。
ズボンのベルトループに引っ掛けてみました。
っぽい!これから摩訶不思議な大冒険が始まりそうな感じがしますね!
この様に鞄に引っ掛けるのもいいですね。同じ革なのでもちろん相性抜群です。専用のポーチみたいですね。
レンズポーチとしても使える
そしてこのようにカメラのレンズポーチとしても活用できます。厚めの革なので保護性も充分。やっぱり“写真”という趣味を長年やっているので、レザークラフトで何かカメラグッズを作りたいと思ってたんですよね。思わぬ形で実現できました。
他のカメラグッズを作るとしては、ストラップとカメラケースなんかを考え中です。
最後に
紐の通し方がおかしかったので少し手直し。
というわけで今回レザークラフトで巾着袋を作ってみたんですが、すごくお手軽であっという間に完成することが出来ました。まぁサイズ的にもう少し余裕も持たせるべきだったし、アミナスカンももう少ししっかり固定するべきだったという反省もあるんですが、この失敗を糧にしてもう一つ作ってみようと思います。
これまでは人が作ってくれた型紙を使ったり、製作手順の指示を逐一もらいながらの作業だったんですが、今回は型紙の作成から完成まで全て自分一人で行うことが出来ました。自分がイメージしたものが革製品として形になるという楽しさをようやく味わえたような気がします。
今後としては型紙付きのレザークラフトの本を買っていろいろ作ってみるつもりですが、いつかは自分自身の力でしっかりとした型紙が作れるようになりたいです!
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