憧れの羅臼湖トレッキングへ
フレペの滝 遊歩道から戻りいよいよ憧れの羅臼湖トレッキングに挑みます。
羅臼湖登山道はひどい時には膝近くまで泥びたしになるぐらいシーズンを通して地面がぬかるんでいるらしく、また道脇の高山植物を傷つけないようそれらを避けずに歩くために長靴が必須とのこと。知床自然センターで大きな長靴を借り(レンタル料500円)、センター敷地内にある羅臼行きのバス停でバスを待ちます。(羅臼湖入口には駐車場が無いため。)
知床五湖行きのバス停には大勢の家族連れやカップルが長い列を作ってたんですが、あれっ?羅臼行きはなぜか僕1人です。
大きなバスに運転手さんと二人きりで出発!途中知床峠のバス停で日本一周中の青年ライダーが1人乗り込んで来ただけでした。
羅臼湖入口
羅臼湖入口に到着。先程の青年ライダーとともに降車。
バス停から前方に数十メートル歩くとガードレール脇に入口が現れます。
ルートの概要
○片道2.8km、往復3〜4時間程度、湿地や沼を巡るコース
○コース全体で標高差約70m、四の沼手前は大きな勾配があり軽登山に準じた装備や経験等が求められるコースです。
○植生保全を優先していることから、施設は最小限とし大人数での利用は想定していません。
もちろんヒグマの生息地、クマ対策は絶対に不可欠です。引き続き熊鈴を装備します。
ちなみに今回、登山用のズボンもちゃんと用意してたんですが、ジーンズを履いて山登ったらかなりいい感じにアタリがつくんじゃないか?とジーンズ好きの欲が出てきまして…
このJB0701はかなりタイトなので歩き始めてすぐ後悔したんですが、「今いい感じに履きこまれてる!」と思ったら全然苦じゃありません(笑)
ジーンズの色落ちレポートはまた後日。
入口付近にあった熊っぽい枯れ木。…恐い
事前に「福岡大ワンゲル部ヒグマ襲撃事件」を読んだばっかりだったので、かなり警戒し(ビビリ)ながら歩きます。
登山道のぬかるみは数箇所あったぐらいで、普通の靴でもわざわざ避けるまでもない浅いものでした。今回長靴が必要だったかと言われれば正直いらなかったかも。プニプニした長靴だと指先に力が入らず踏ん張りが効きづらいし、つま先を岩にぶつけてしまった時とか痛くて逆に怪我してしまいそうな場面もありました。
まぁ今回はかなりコンディションに恵まれてたんでしょうね。
二の沼
二の沼です。羅臼湖までには一から五までの沼が点在しています。一の沼は確認できませんでした…
白い花が綺麗でした。
入口から歩き始めて約20分。羅臼湖トレッキングにおけるハイライト、三の沼に到着しました。
三の沼
眼の前に広がる雄大な羅臼岳!水面に映った逆さ羅臼岳もバッチリ見ることが出来ました。この景色が見たかったんです。感動です!
振り返ると羅臼岳。
広大な大地にたった一人、前にも後ろにも誰もいない。眼下に広がるのは青い空と緑の植物だけ。聞こえるのは風の音と熊鈴の音だけ。涼しい風が吹き抜けてすごく清々しい。本当に贅沢な時間でした。
かなり傾斜のある階段。
携帯トイレブースです。心配な方は携帯トイレを事前に準備して下さい。頻尿で知られる私ですが今回は利用せずにすみました。
四の沼
四の沼に到着。
五の沼
五の沼に到着。あと少しです。
おっ!人発見。あそこがゴールです。
羅臼湖
スタートから丁度一時間、羅臼湖に到着!やったー!
(三の沼の後だとガッカリ感が半端ないなんで言えない…汗)
先客はこちらの熟年夫婦お二人と、一緒にバスを降りたライダーのたった3人だけ。軽食を取りながらいろいろお話しました。
さて休憩もほどほどにしてきた道を戻りましょう。
復路で出会ったのは1人のおじいさんと、5歳くらいの子供を連れた普通の格好した若い奥さん、計3人だけでした。北海道のどこ行っても観光客でいっぱいだったのにここはまだマイナーなようです。
人も少なく大自然をゆっくり堪能できる羅臼湖トレッキング。北海道に行った際にはぜひ!
羅臼湖入口から知床峠まで歩く
一時間かけて羅臼湖入口に戻ってくるもバスの時間までまだ45分ぐらいありました。羅臼湖入口から知床峠までは徒歩40分の道のり。せっかくなんで無駄に40分過ごすより知床峠まで歩くことにしました。
しまった、長靴だったんだ!と後悔しつつ写真を撮りながら歩きます。
歩きにくい長靴&写真を撮りながらでも30分で知床峠にたどり着きました。トレッキングよりこの知床峠まで歩いた30分の方が辛かったです(笑)
バスに乗り込み知床自然センターに帰ってきました。出発前色々お世話になったセンターのお姉さんに逆さ羅臼湖が見れたことを伝えるとお祝いしてくれました。
羅臼湖トレッキング記念に、知床限定のピンバッチを購入。
知床五湖や熊の湯にも行くつもりだったんですが最初にバスを逃したせいもあって予定が押してたので今回はパスしました。
というわけで次の目的地を目指します。




