バイク

ST250で行く、北海道ツーリング2015 その6 最終回

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

道の駅「知床・らうす」で遅めの昼食に昆布ラーメンを食べました。これ今回の旅で一番美味しかった!

昆布だしのスープに昆布が練りこまれた麺、トッピングにとろろ昆布と、まさに昆布づくしなラーメンなんですが、食べ終わったしばらく後も口の中に昆布の旨味が漂ってなんとも言えない幸福感に包まれます。まさにゲップまで美味い(下品)。大阪でも食べれるか調べてみよう。

 

野付半島 ナラワラ

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

目的地の野付半島にやって来ました。

向こうに見えるのがナラワラです。海水で浸食され風化したミズナラなどの木々が立ち枯れたまま林を形成しています。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

事前のリサーチ不足で野付半島一番の見所であるトドワラへ行きそびれるという失態を…くぅ〜!

 

DSC_0048

そしてホクレンフラッグ グリーンをゲット!残りはイエローのみ!

 

和琴半島湖畔キャンプ場

この日は弟子屈にある和琴半島湖畔キャンプ場にテントを張ります。

このキャンプ場かなりの人気で、着いた時にはすでにライダーやファミリーで混雑してました。なんとか森側にスペースを見つけ暗い中テントを設営します。暗いし人いっぱいだしで写真は撮ってません。

しまった!ここで夕食を買いそびれたことに気づきます。周りに開いてる飲食店はなく、ここから一番近いセイコーマートまで十数キロもあります。あとキャンプ場の手続きをしたあたりでグローブを紛失していまいました。泣く泣くセイコーマートまで夕食と軍手を買いに行きます。

テントに戻り続いてはお待ちかねのお風呂。和琴半島周辺にはいろんな野湯や秘湯があるんですがちゃんと頭を洗いたかったので、キャンプ場入口にある温泉旅館 湖心荘の日帰り温泉を利用しようと向かったんですが30分前に営業は終わったとのこと…

グダグダすぎる_| ̄|○

頭をちゃんと洗うのは諦め、キャンプ場奥にある混浴露天風呂に向かいました。気づけば空には満天の星空。星を見ながらのお風呂は格別でした。(頭かゆいけど)

キャンプ場で星を撮ってもよかったんですが、このあと羅臼湖トレッキングに並ぶメインイベント、津別峠で星と雲海を撮るに備えて早々に眠ります。

 

津別峠へ

夜中の2時30分に起床するもこの時点で星はひとつも見えず…。雲が晴れるのを期待してすぐさま出発です。和琴半島湖畔キャンプ場から津別峠への道は目と鼻の先にあり、30分程かけて峠道を登ります。

草木が眠る丑三つ時、闇と霧と木樹に包まれた峠道を1人で走るってめっちゃ恐い。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

3時 展望台に到着しました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

……いくら時間がたっても星は見えません。マジすか……。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

……でもまだ雲海が…雲海がある!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

・・・

あまりにもグダグダすぎる_| ̄|○

 

本来ならこんなに素晴らしい雲海が見れる予定でした。(2012年撮影)

IMG_7116

5時ごろに無念の撤収。失意の中キャンプ場に戻ります。一ついいことがあったとしたら、昨夜紛失したグローブを誰かがキャンプ場の自販機の上にわかりやすいように置いてくれていたことです。これで軍手でツーリングせずにすんで助かりました。

二度寝はせず早々とテントを撤収しこの日の目的地、美瑛を目指します。

 

厚岸⇒釧路⇒白糠

牡蠣の本場、厚岸で牡蠣を食べようと道の駅へ行くも到着したのが早すぎて店がまだまだ空きそうありません。

グダグ(省略)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

というわけで厚岸から釧路を経て白糠で朝食を食べました。白糠のご当地グルメ、白糠タコつぶステーキ丼です。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

白糠の名物であるタコとつぶ貝があんかけになっており、自分で切り分けながら丼に乗っけて食べるというなかなかインパクトのある美味しい料理でした。

ここで天気予報をチェックするとこの日の夜から翌日にかけて北海道全域で雨の予報になってました。先日雨予報のため回避した美瑛はまたしても天候に恵まれず星が見れない可能性が大ということです。翌日も雨の中のツーリングになりそう…

「よし、今日帰ろう」というわけで急遽予定を前倒ししこの日の夜小樽港から出港することにしました。

雨の中走っても苦痛なだけで楽しくもなんともないし、何より3日連続での慣れないテント泊に加え夜中に何度も寝て起きてを繰り返したり、この日にいたっては2時半起きです。仕事が始まる前に家で丸一日ゆっくりしたかったっていうのもあります。

 

国道273⇒国道39号

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

国道273号沿いにあるタウシュベツ橋梁展望台へ。

タウシュベツ橋梁は旧国鉄士幌線のコンクリート製のアーチ橋で、その姿はまるで古代ローマ遺跡を思わせるよう。糠平ダムの建設によって湖底に沈んでしまったんですが、湖の水位によって姿が見え隠れすることで幻の橋ともよばれています。

写真で見て、すごく行ってみたかった場所なので期待が膨らみます。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

展望台までしばらく原生林の中を歩きます。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

思いもよらぬ所ですごく見応えのある森。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

吸い込まれそう。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

いや、遠すぎるわっ!

45mmレンズでもこのサイズ。近くで見ようと思ったらツアー等に参加する必要があったようです。くぅ〜!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

続いてやって来たのは三国峠。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

一面自然しかない。よくこんな所に道があるなぁと感心するばかり。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

三国峠のレストラン裏にはリスがいっぱい。駐車場で話しかけてくれた老夫婦といっしょに追っかけます。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

約24kmの断崖絶壁が続く層雲峡。すごい迫力!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

過去にこの国道273号と国道39号を走った時は時間に追われて景色を見る余裕がなかったんですが、改めて走ってみるととても素晴らしい道でした。

特に美しく広大な白樺原生林の間を真っ直ぐに進む国道273号の白樺並木の道は最高に気持ちよかったです。それはもう写真を撮り忘れるぐらいに。

今まで北海道を走った道の中で一番好きなルートかもしれません。

 

富良野・美瑛

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

美瑛にあるクリスマスツリーの木。この日の夜はここで星を撮る予定でした。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

夕食を食べようとして入った店がレストランだけ終了していたり、またまたグダグダを体験しつつ

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

途中雨に降られたりしながら小樽港まで走ります。

 

さようなら北海道!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

23時30分、新日本海フェリーあかしあに乗り込み舞鶴港に向け出港。さようなら北海道!

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

翌朝、嵐でとんでもなく船が揺れてビックリしましたが次第に落ち着き、船上からの綺麗な夕焼けも見れました。

舞鶴港から2時間程かけて自宅へ無事帰宅。翌日はゆっくりと過ごしました。一日前倒しして正解でしたね。

 

旅のまとめ

総走行距離:2248km

今回走った大まかなルートです。今回はある程度時間に余裕をもたせたつもりだったんですが結局は時間に追われる形になってしまったし、できるだけ今までと違うルートを走ろう、特にえりもとか道南には行ったことないので今回は走るつもりだったんですが、結局は過去の北海道ツーリングとほとんど同じルートになってしまいました。

あと星撮りツーリングとうたっておきながら星を撮れたのは一日だけっていうのも残念でしたね。カメラのバッテリー3つもいらなかった…

でも初日をのぞいてずっとテント泊だった今回のツーリングはグダグダを含め色々といい勉強になりました。テントの設営にもかなり慣れたので今後キャンツーが捗りそうです!

というわけでお送りしてきた北海道ツーリング2015。まだまだ行きそびれた場所もあるし星撮りもリベンジしたいんですが、しばらくはバイクで北海道を訪れることはないと思います。まだまだ行ったことない場所は他にもいっぱいありますしね。

次行くとしたら10〜20年後ぐらいかな。また北海道ツーリング2025(仮)でお会いしましょう!(笑)

おわり

 

あっ!ホクレンのイエローフラッグ買うの忘れてた!

 

こちらの記事もどうぞ

北海道ツーリング2015 その1 オロロンライン編

北海道ツーリング2015 その2 網走編

北海道ツーリング2015 その3 ST250と星空編

北海道ツーリング2015 その4 フレペの滝編

北海道ツーリング2015 その5 羅臼湖トレッキング編

関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。