初めての革絞りで球体を作りたい
レザーたい焼きって見たことありますか?
実物のたい焼き器を型にし、革絞りという技法を使って完成する、まるで本物のような革のたい焼きです。
これを初めて見た時は衝撃でした。革ってここまで出来るのかと。ユーモアとクオリティを兼ね揃えた最高のアイデア作品ですよね。そしてめっちゃ欲しい!
恐らく上記のブログの方が発案者で、丁寧に作り方まで解説してくれてます。
僕もいつかこのたい焼きを作ってみようと思ってるんですがその前に、僕もまだ誰も作ったことがない代表作みたいなのが欲しい!
レザーたい焼きがダメならレザーたこ焼きや!!!
という安直な考えから、まずは革で球体を作る方法を模索してみました。
そうしてたどり着いた方法は、革絞りで半球を2つ作り合体させる方法です。恐らく2つの半球をキレイに合わせるのはかなり難しい気がするけど、とりあえずやるだけやってみます。
まず革絞りという技法は基本的に革をはめる型が必要です。ただ東急ハンズとかもコロナウイルスによる緊急事態宣言で閉まってるんだよなぁ…。
どこかにいい型がないかな〜……あっ!あった!!!
一昔前、大人気だったドラゴンボールのフィギュア『ドラゴンボールカプセル』、通称ドラカプの空きカプセルと、本物の四星球(本物ではない)です。
いや〜まさかこんな形でドラカプの空きカプセルが役に立つ時が来るとは。残りは全部捨ててしまったけど。
というわけでレザーたこ焼きの製作は一旦置いといて、今回はドラカプの空きカプセルとドラゴンボールでレザードラゴンボールを作ります!
果たして無事球体は作れるのか!?
革絞りでレザードラゴンボール(四星球)の製作開始!
ボウルに革を数分間漬け込みます。
フニャフニャに柔らかくなりました。クッキングペーパー等で軽く水気を取ります。
ドラカプの空きカプセルに濡らした革を敷き詰めます。
革の上から四星球を強くはめ込みます。
クランプでしっかりと固定し、この状態で丸一日乾かします。
乾燥後、型から外してみると見事な半球に仕上がりました!おもしれぇー!!!
革の繊維が詰まって、硬化剤を使わなくても意外と硬いですね。
そしてもう一つも同様に作りました。1つ目より少し強く圧力をかけてしまったので跡が付いてしまってます。
余分な部分を切り取ります。
あれっ?大きさが微妙に違う。
正直こうなるだろうとは思ってたんですよね…。
力を加えると形の変わる柔らかい型、クランプでの圧力のかけ方の違い。余分な革を切り取る箇所の曖昧さ。
いや〜難しい。
課題だらけですがとりあえず無理矢理でもレザードラゴンボールを完成させます。
100均のセリアで買った星型のプッシュピンを4つ刺します。
半球をボンドで接着し球体にします。
革絞りでレザードラゴンボール(四星球)完成!
とりえあず完成!ブッサイクやなぁ〜。
この半球同士の接着方法が一番の課題かも。なかなかいいアイデアが浮かびません。
次はいっそ縫い合わせてみようか…
どれが本物かな?
座布団に飾ってみました。
う〜ん…やっぱり接着面が気になる。
もう少し厚い革を使い、そして2つの半球ををちゃんと同じ大きさで作れさすればなんとかなりそうな気もする。
最後に
今回、革絞りによるレザードラゴンボール(四星球)の製作自体はまぁ失敗です。
ただ製作は面白かったし勉強になったし、多くの経験値が得られました。そういう意味では成功です!失敗は成功のもとさ!
それに新たに作りたい作品のアイデアもたくさん浮かんできました。
例えばこの半球どう見てもハンバーガーのバンズですよね!これを応用したら革で作るレザーハンバーガーキーホルダーなんてのも作れそうです。
革で作ったヤシの木を付けて孤島のオブジェクトにしたり、このまま穴を開けてペンスタンドにも加工できそう!
とにかく革での球体作りはまだまだ続きそうです。