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ライダーの聖地 北海道ツーリングの魅力

僕は2011年と2012年の夏の過去2回、愛車のST250で北海道へ訪れソロツーリングを楽しみました。僕は日本でまだ行った事のない場所がたくさんあるし、海外も2回しか行った事ないし、ヒッチハイクや青春18切符の旅もしたことありません。

まだまだ経験したことのない旅はたくさんあるけれどこれらのどんな旅よりも、

北海道ツーリングより楽しい旅なんてこの世に存在しないんじゃないか?

と思えるぐらい本当に楽しくまるで夢の様な旅でした。旅行じゃなくまさに“旅”なんです

今回はそんな北海道ツーリングの魅力やオススメスポットを過去2回の写真をおりまぜながら紹介していきたいと思います。

 

ワクワクの船旅!フェリーに乗って北海道へ

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過去2回とも新日本海フェリーを使って、舞鶴港から小樽港へと向かいました。
関西、東海から北海道へ向かう航路はこちら

新日本海フェリー
 ●舞鶴〜小樽(0:30発 → 20:45着) ●敦賀〜苫小牧東(1:00発 → 20:30着)
太平洋フェリー
 ●名古屋〜仙台〜苫小牧(19:00発 → 翌々日11:00着)

往復の移動だけでまる二日間かかるのが痛いですが、自分の愛車で北海道に行ける点が大きなメリットです。自分のバイクじゃなくていいなら飛行機で行って向こうでレンタバイクを使うのも賢い方法と思います。時間が有り余っていれば自走で北海道を目指すのもありですね。

丸一日船内で過ごすことになりますが、デッキから海の景色を眺めながら風を感じたり写真を撮るのも良し、展望台浴場で癒やされるのも良し、コーヒーを飲みながらツーリングルートを考えるも良し、一日三本映画上映もされるので結構時間潰せます。ケータイの電波は使えなくなるので注意

 

ライダーハウス

20:45分に小樽港に到着、ついに憧れの北海道にやって来ました。といっても辺りはすでに真っ暗。本番は翌日からです。なので一日目の宿は事前に予約しておくべきです。

僕は一回目はライダーハウスやまださんにお世話になりました。一泊素泊まりで1,200円。自然豊かでとても癒やされるライダーハウスでした。超オススメです。

北海道にはこういったライダーやチャリダーが格安(中には無料も)で宿泊できるライダーハウスという宿が数多く存在します。
旅の資金節約にもなりますし、同じライダー同士で旅の話などの情報交換も出来るし、旅先で初めて会った人達と一緒に酒を飲んで盛り上がるといった普段あまりない一期一会な体験ができるのも魅力の一つです。

2回目の時は初日にもう少し距離を稼いでおきたかったので札幌のビジネスホテルに宿泊しました。日本三大歓楽街すすきののすぐ近くなのでいろいろ楽しめますよ。僕は始めて一人回転寿司を体験しました。

 

ホクレンSSのフラッグ集め

北海道ツーリングのちょっとした楽しみの一つとしてホクレンSSのフラッグ集めを紹介します。

北海道のガソリンスタンド「ホクレンSS」ではバイクでの来客者に対し夏のライダーキャンペーンとしてオリジナルフラッグの販売を行っています。(現在は税込150円)

面白いのはこのフラッグは4種類あり、北海道の各エリアでしか購入できない点です。全てのフラッグを集めようと思ったら北海道全域を周らないといけません。

各地を巡りながら宝を手に入れる、まるでドラゴンボールを探す旅のよう!

手に入れたフラッグはバイクの荷台にくくりつけて走るのがベター。ツーリング先で他のライダーさんと会話が生まれたりもします。ライダー限定ということで思い出の品としてもいいですね。

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そしてこのフラッグが写り込んだ写真を条件としたフォトコンテストも後日開催されます。商品の一つには限定のフラッグもあるので、ここで入賞しないと真のフラッグコンプリートにはならないのです…くぅ〜燃えるぜ!!!(僕は落選でした…)

 

富良野・美瑛

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一面に広がるラベンダー畑や広大な丘陵など、まさに北海道ならではの景色が楽しめる富良野・美瑛。知り合いの熟年ライダーは北海道の中ではこのエリアが一番好きだそうです。

僕は2回ともいまいち天気に恵まれずその素晴らしさの片鱗しか感じることが出来なかったんですが、次回訪れた際は一番重点的に巡りたいエリアです。

 

日本海オロロンライン

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石狩から天塩までの国道231号・国道232号、天塩から稚内までの道道106号線は通称オロロンラインと呼ばれています。地平線と水平線がどこまでも続くこの真っすぐな道!広い空!全身で喜びと風を感じながら地平線の彼方を目指します。

あぁ、僕はこの道を走るためにライダーになったんだと本気で感じました。

 

日本最北端 宗谷岬・宗谷丘陵

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日本最北端の地、宗谷岬です。やはりバイクで北海道へ来たからにはここは外せません。
ここにある最北端のガソリンスタンドで給油するとホタテの貝殻付き日本最北端給油証明書を発行してくれます。

また「食堂最北端」ではサザエ、タコ、海老、カニ、ホタテ等が入った超豪華な最北端ラーメンなんかもあるのでぜひご賞味あれ。

 

猿払村道エサヌカ線

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広大な牧草地の真ん中を貫き、地平線の彼方まで真っ直ぐに続くエサヌカ線。電柱など視界を遮るものは何一つありません。ただ道があるだけ。

あぁ、僕はこの道を走るためにライダーになっ(省略)

僕は朝の7:00頃訪れましたがすれ違ったのはバイクと車合わせて5台程しかなかったのでほとんど独り占め状態でした。交通量も少なくオロロンラインとはまた違った趣がある道です。本当に最高でした。

 

網走監獄博物館

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やはりここも外せません。蝋人形を使って当時の監獄の様子をわかりやすく展示しています。見学できる施設も多く飽きません。満足度は高いです。

監獄帰り、温泉で挨拶したハーレー乗りのライダーさんと偶然再会。宿と晩飯をご一緒しました。北海道から帰ったあと一度東京から大阪に遊びにも来てくれました。こういう出会いがあるのも北海道ツーリングの魅力です。

 

屈斜路湖を望む美幌峠

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日本有数の大パノラマ展望!眼下に日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖を一望出来ます。
美しい景観が広がり、とても清々しい気持ちのいい場所です。

 

津別峠の雲海

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レストラン&ライダーハウスぽんとで同室になったらライダー達と夜の写真撮影会。雲が多かったんですがたまに満天の星空が顔をのぞかせます。

近くに雲海が見れる場所があると教えてもらい皆で見に行くことに。翌朝3:30に起床し30分かけてやって来たのが北海道網走郡津別町と川上郡弟子屈町との境にある津別峠です。屈斜路湖カルデラの雲海は圧倒的スケールでまさに絶景でした!

 

神秘的な美しさ 神の子池

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清里町にある神の子池です。

摩周湖の伏流水からできていて、エメラルドグリーンやコバルトブルーの美しい色彩、池の底までくっきり見える透明度、倒木も腐らずに化石のように沈んでいて、その間を魚達が泳ぐ姿は本当に神秘的でした。まさに「神からの贈り物」のようです。

神の子池の駐車場までには砂利が敷き詰められた約2kmにも及ぶダートを走る必要がありますが、オンロードバイクでもゆっくり慎重に走れば大丈夫です。後ろから車が迫ってきた場合は脇に止まって先に行ってもらったほうがいいですね。

 

サクラマスの滝登りが見れる さくらの滝

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斜里町にあるさくらの滝です。

6月上旬から8月上旬にかけて遡上してきたサクラマスの豪快な滝登りを見ることでき世界的にも珍しい場所です。

子孫を残すため、どう考えても無理だろってぐらい高い滝へ向かって何度も果敢にチャレンジする姿は感動です。命の尊さを感じました。

 

360度の大パノラマ 開陽台

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中標津町にある開陽台です。

円形の展望台から360度の大パノラマを堪能でき、ライダー達にとって“ツーリングの聖地”として人気のスポットです。

中標津市街地からかなり離れているので晴れた日には今にも零れ落ちそうな見事な星空を堪能できます。僕の北海道ツーリングの一番の目的は「開陽台でテント泊をし、淹れたてのコーヒーを飲みながら星を撮影する事」だったんですが2回とも天候に恵まれず星の一つも見れませんでした…涙

いつかリベンジしたい!

 

世界遺産 知床半島

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世界遺産の知床半島です。

圧倒的大自然!かなりの野生の鹿と遭遇しました。

そして満潮時には水没してしまう瀬石温泉、そこからほど近い日本最東端の温泉 相泊温泉も温泉好きとしては外せません。

 

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この知床五湖は本当に最高でした。二度の北海道ツーリングの中で一番訪れてよかったと感じた場所です。

 

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約20分程で一湖湖畔に到着。知床連山が湖に写り込んで神秘的です。

知床五湖はガイドツアーで実際に地上を歩いて5つの湖をめぐる地上遊歩道と、一湖までですが安全に気軽に利用できる高架木道の2つの歩き方があります。僕は下調べをしてなかったので高架木道を利用して一湖湖畔までしか行けなかったんですが、それでも十分すぎるほどの絶景を体験できました。

しかし僕はまだ五湖のうち一つしか見てない…ここもリベンジする!

そして絶景度、秘境度ともにその上をいくといわれている羅臼湖の存在も最近知りました。絶対行ってやる!

 

北海道ツーリングでの注意点

実際に感じた北海道ツーリングでの簡単な注意点として、

●給油はこまめに
ガソリンスタンドは市街地はまぁ問題無いとして、郊外に出るとないところには全く無いです。曜日や時間で閉まってることもざらにあります。僕は5回ぐらいピンチでほんとうに焦りました。半分切ったら給油した方が安心です。

●夜は極力走らない
郊外の道は街灯が全くない場所も多いのでやめておいたほうが無難です。何より蛾の大群に遭遇すると地獄ですよ。…暗い夜道をヘッドライトに照らされた蛾の大群がまるで舞い散る白雪のように飛んできます。雪山で遭難したかと思いました…トラウマです。

●思ってる以上に寒い
革ジャンの下に薄いダウンジャケットを着てても、朝方や根室方面を走ってる時はかなり寒かったです。震えながら走ってました。

 

まとめ

というわけで北海道ツーリングの魅力が少しでも伝わりましたでしょうか?
まだ行ったことのないライダーの方はぜひとも北海道の大地を訪れてみてください。

最高の旅が待ってます!

 

ツーリングマップル 北海道 2015 (ツーリング 地図 | 昭文社 マップル)
ツーリングマップル 北海道 2015 (ツーリング 地図 | 昭文社 マップル)

 

この記事を書いたせいで我慢できずに今年も行ってきました!

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POSTED COMMENT

  1. magi より:

    北海道ツーリングいいですよね!
    私も2012年に初めて行ったっきりです。

    私の場合はよく船酔いするので、飛行機で行き、千歳でレンタルバイク(ホンダのVTR)に乗って、札幌、美瑛、帯広、とまわりました。

    道北の方には行っていないので、今度是非行ってみます。

    フラッグを民宿で出会った三重のおっちゃんライダーからもらったのはいい思い出です。

    また、北海道を走りたくなってきました。。。

  2. リョウヘイ より:

    2012年とは奇遇!本当に最高ですよね!

    道北もいいですがぜひ道東、特に知床は是が非でも行ってみて欲しいです!

    僕は今年はお預けですが、次訪れる際はフェリーか、飛行機か…悩みどころですね(笑)

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