2020年最初のレザークラフトは、妹からの依頼でカードを入れれるレザーキーケースを製作します!
依頼されたのはたしか2年前ぐらいだっけ(笑)

革はアリゾナ リスシオを使います。型紙は自作のオリジナルです。
レザーキーケース製作開始!

目打ちでケガキ線と縫い穴の印をつけます。
今回は縫い穴の位置や数をしっかりと調整してみました。今までで一番クオリティの高い型紙です。

パーツを切り出す前にトコノールで床処理をしておきましょう。

パーツを切り出しました。
カード入れの口の部分など縫い合わせた後だと処理しにくい部分を、ヘリ落としで面取りしたりコバを磨いておきます。

バネホックのオスを打ち付けます。

ボンドを塗布する部分をヤスリで荒らして、

パーツを貼り合わせます。

縫い穴の印はすでに付いてるけど、一応ディバイダーでガイドラインを引いておきましょう。(ちょっとずれてる…汗)

4mmピッチの菱目打ちで縫い穴を空けます。

センターのパーツにキーケース用金具を取り付ける穴を空けて、上部だけボンドで接着します。

センターのパーツの縫い穴を菱目打ちで貫通させ、ベージュ色のビニモの1番手の糸で縫います。

キーケース用金具を打ち付けます。

センターのパーツの下部も接着、縫い穴を貫通させて引き続き手縫いしていきます。

グルっと一周縫い終わりました。

新たに導入した新アイテム、コーナー抜き(1cm)を使って、角を落とします。
これも慣れが必要なアイテムですが、なんとかキレイに角を落とせました。
今まではカッターでカットしていたけど、毎回微妙に歪んで汚かったんですよね。これは本当に便利!
色んなサイズがあるみたいだけど、小物製作用ならこの1cmのが一本あればいいかな。

蓋の部分にバネホックを打ち付ける穴を空けます。

バネホックのメスを打ち付けます。

ヘリ落としで全体を面取りします。

粗さの異なる3種のヤスリでコバを整え、トコノールを塗布してコバを磨けば、
レザーキーケース完成!

出来たー!!!
製作時間は5時間程。

今回は自分が使うのではなく贈り物なので、丁寧さを心がけて製作しました。
その甲斐あって今までで一番いい出来なんじゃないかな!

鍵を4つ付けることが出来ます。

手に持ったサイズ感はこんな感じ。

サイドはこんな感じ。

カード入れにカードを入れてみました。

センターに挟むことも出来ます。
最後に

完璧とも思える仕上がりだけど実は少し不具合が…。
実際にポケットにカードを入れたり鍵が付けると、厚みが出てキツキツのパンパンになってしまいます。これはかなり使いにくい…。
事前に試作品を作ってみて大丈夫そうだったけど、その時は少し薄めの革を使ったからなぁ…。ポケットのパーツだけでも薄く漉いとけば問題なかったのかも。
ともかく今回は失敗作と言わざるを得ない。よって型紙も公開出来ないねこりゃ…。
とりあえず妹にはこれを渡してみよう。