冬期の写真撮影あるあるの一つ、
「三脚が冷たすぎて辛い…」
特にアルミ製三脚を使っている方はこの経験が多いと思います。すごくキンキンに冷えてしまって素手で触れるのがすごく苦痛なんですよね。
僕も星の撮影の時など、これには何度も苦しめられてきました。
今回はようやく重い腰を上げて、三脚の防寒対策に着手します!
三脚の防寒対策方法
対策の一つとして、スポンジカバーを装着する方法が一般的ですね。
光 スポンジカバー 29×220 SGB-250
色んな太さや長さがサイズ展開されているので、自分の三脚にあったサイズが見つかりやすいうえ、とにかく安いのが魅力。
僕はバイクのシフトレバーに取り付けて、ブーツの保護のために使用しています。

だけど、今回はこのスポンジカバーは使いません。使用するのは…
革です!
カメラと革の相性は抜群なので、三脚との相性もいいはず。防寒対策はもちろん、カッコよくてオシャレな世界に一つの三脚にカスタムします!
三脚に革を巻く
ちなみに僕が使っている三脚、『Velbon ULTRA MAXiL』です。かれこれ10年近く使っている相棒です。
もう古い商品なので取扱いされておらず、現在は新しいモデルが販売されています。
Velbon 三脚 ULTRA 355 5段 ウルトラロック 脚径21mm 小型 3Way雲台 クイックシュー対応 アルミ脚 412805
もう少し軽いのに買い換えようと思いつつ、なんだかんだでもうすぐ10年。もうここまで来たらぶっ壊れるまで使い続ける所存です!
使用する革は黒色のヌメシュリンク。スチッチはスムース糸で色は焦茶を使用します。
70mm×140mmのサイズの革を3枚切り出しました。脚の全面を覆うと面倒なので、手で掴む部分だけ覆います。
菱目打ちで革の両端に縫い穴を空けます。
一応油性マジックペンでコバに着色。上が着色した革です。
その後トコノールを塗布してコバ磨きします。
三脚の脚に革を巻いて縫っていきます。以前、OD缶用レザーカバーを製作した時に技を取得した、クロスステッチで縫い上げていきます。

一本目完成間近でアクシデントが発生。途中で縫い糸が足りなくなってしまいました…(泣)
今回縫う幅の7倍の長さの糸を使ったんですが、クロスステッチの糸の長さは余裕を持って8倍くらい取るべきでしたね…。形状的に糸の継ぎ足しが難しいので最初からやり直します。
しかもこのスムース糸の余りじゃギリギリ足りないっぽいので、別の黒いロウ引き麻糸に切り替えます。
一本分縫い終わりました!めちゃカッコいいやん!残り二本もうひと踏ん張り!
三脚のレザーグリップカスタム完成!
出来たー!!!めちゃくちゃカッコいいです!
手触りがすごく良いんだよなぁ。無機質で冷たい三脚に温もりが加わりました。
最後に
まだ実際に寒空の下で使ったわけではありませんが、これならきっと大丈夫でしょう。
見た目的にも機能的にも大満足の行くカスタムになりました。頑張って縫ったかいがあります。
これからも大事に使って写真撮影時に活躍してもらうぞ!