満点の星空撮影
11時、ふと目を覚ましテントの外に目をやると、見渡す限りの星!星!星!!!
360度どこを見ても星!!!
撮影は0時からの予定でしたが、三脚を持って慌てて飛び出しました。
星と雲と街の明かり。
カメラはOM-D E-M5で設定は、F値2.8、シャッタースピード20秒、ISO3200でほぼ固定です。
燕山荘と天の川。ホワイトバランスを『電球』にして青みを強くしてみました。
燕山荘のすぐ上に見えるひときわ大きい光は火星でしょうか。
こちらはホワイトバランスを『蛍光灯』に。こっちの方が好みですね。
天の川と僕
人工衛星かと思ったけどたぶん飛行機。
流れ星も数えられないほど見ました。
昼間に撮影したイルカ岩と天の川。
それにしてもとても静か。常に人が溢れ騒がしかった昼間と違って何も聞こえません。ただ大自然の中に静寂が広がっています。
あぁ〜落ち着くわぁ。
槍ヶ岳と天の川。
気づけば時刻は2時。3時間も夢中で星を撮影していました。
今まで星は撮り続けてきたけど、過去最高のロケーションでしたね!この星空撮影のためだけでも登る価値がありました。
ただ山の上は結構風があるので、重量を優先してコンデジ用のコンパクトな三脚を持参したのは失敗でしたね。次はガチ装備で挑もう!
ご来光を待つ
早朝4時、登山家の朝は早い。
下山前の最後のイベント、朝日が登るのを待ちます。
マジックアワー。美しい。
多くの登山客と一緒にまだかまだかと待ちます。
4時20分、ついに、ついに!
新しい朝が来た!希望の朝だ!
シルエットがいい感じ。
この日も快晴!気分がいいです!
さてあとは下山するだけ。前日に買っていたおにぎりでサッと朝食を済ませ、テントを撤収します。
下山開始
さようなら槍ヶ岳。
さようなら、美しき北アルプスの女王様。
5時30分、見事な雲海を見下ろしながら下山開始!
登ってくる登山客が多いの、出来るだけ早く下山しておきたいところ。
7時40分、登りの登山客とのすれ違いで、なかなか思うように下れませんでしたが、約2時間10分で下山完了です。
にしてもやっぱり人気の山ですね。100人ぐらいと挨拶を交わしたんじゃないだろうか。
けっこうハイペースで下ったので、これから数日間かなりの筋肉痛で苦しむことになります(笑)
さて、あとはひとっ風呂浴びて蕎麦でも食べて大阪に帰りたいところですが、あまりに早く降りすぎたことで、まだ温泉がやってないという罠にハマってしまいました…。
みなさん有明荘の日帰り温泉は朝10時からですよ!
まぁなんとか、燕岳登山者が利用することはほぼないとバスの運転手さんに言われた『安曇野 しゃくなげの湯』で汗を落とし、蕎麦を食べて帰路につきました。
最後に
燕岳はとても美しく、夕日に朝日に星空と、とても充実した撮影の旅となりました。
燕山荘は喫茶や食堂が充実していてホスタビリティに溢れているし、初めて北アルプスに登るという初心者の方にもオススメの山ですね。
テント泊に関してはやっぱり調理器具があったほうが雰囲気があって楽しめたかなぁと思いました。
去年ツーリング用テントから登山用のステラリッジ1型を買い足したわけですが、やっぱり寝袋も登山用のコンパクトな物を買い足した方がいいかもと強く実感。
今はモンベルのバロウバッグを使ってますが、これもめちゃくちゃかさばるんですよね…。ザックの容量の半分近くをこいつに持っていかれます。
というわけで次回、テント泊登山する事があれば登山用の寝袋を買い足します!そしてメスティンでカレー作って、挽きたてコーヒー飲むぞ!

