前回、自転車用のサドルバッグの型紙を完成させましたが、結局横幅を20cmにして新たに作り直しました。

今回から本格的な製作を開始します!
自転車用レザーサドルバッグ製作開始
型紙を革に当てて銀ペンでケガキ線を引きます。
パーツを切り出します。
床面にトコノールを塗布、ガラスで磨いて毛羽立ちを抑えます。
マチの部分を曲げるために溝を入れます。溝入れには新たに導入したこのマルチステッチンググルーバーが大活躍!
スイスイ溝が掘れて気持ちいい〜。安定性も抜群です。
溝入れはもちろん、こいつで手縫い用のガイドラインを引くと、溝の中に糸をおさめることで糸の摩擦が軽減するうえ、縫い目が綺麗に揃えられるというスグレモノ。
買ってよかった!
革を水で湿らし、圧着ローラーを使いながら曲げました。
ちょっと漉いた方が良かったかも…
本体のパーツの外周4mmに手縫い用の溝入れをします。
ついでにヘリ落としで面取りも済ませておきます。
本体パーツに菱目打ちで縫い穴を空けます。
今回は木槌の代わりに昔キャンツー用に100円ショップで買ったゴムハンマーを使ってみました。
余程厚い革じゃなければこれで充分ですね。打撃音も小さくなるし今度からはこれでいこう。
マチの曲げた部分にボンドを塗布します。
本体パーツと接着します。
一気に鞄っぽくなりました!今回はかなりスムーズ。これこの日で作業終るんじゃないか!?
曲げたマチの部分には縫い穴が空いていないので、打ち台の高低差を上手く調整しつつ、菱目打ちで縫い穴をマチまで貫通させます。
しかしここで問題が…。
この辺りまではなんとかマチまで貫通出来ましたが、ここからが打ち台の関係で菱目を打つのが難しい。
千枚通しでの貫通も試みましたが革が厚くて通りません。
ボンドでの接着も甘かったしいったんマチを外しました。ここは焦らず仕切り直しにしましょう。
マチの曲げた部分を漉くか、これはずれる可能性もあるけど本体と合わせる前にマチの方も縫い穴を空けてしまうか…
はたまた曲げる部分をもう少し増やしてパーツを作り直すか。ちょっと考えてみます。
自転車用レザーサドルバッグ製作記 その3 〜捨てマチに初挑戦〜に続く。



