僕とメガネ
僕はもともと6年前からコンタクトレンズをメインに使い始め、あくまでもサブとしてメガネを掛け始めました。
しかしコンタクトレンズを付けていると眼精疲労が半端なく、ひどい時は頭痛、吐き気、首筋から肩、背中まで痛みが伴い、これはとても常用は無理だと判断し、平日はメガネ、オフの日はコンタクトレンズというふうに併用してきました。
次第にオフの日にもメガネで過ごすことが多くなり、今では旅行や登山などここぞという時だけ、1DAYタイプのコンタクトレンズを使用しています。バイクツーリングの時はコンタクトレンズだと目が恐ろしいぐらいに真っ赤に充血するので、最近はほぼメガネです。
なので実質メガネがメインなんですが、僕はこの現実を未だ受けいれずにいました。
メガネが大嫌い
食事の時や、夏場に汗を拭う時なんかは邪魔なのでいちいち外さないといけないし、マスクを掛けると曇るし、とにかく邪魔で鬱陶しい。何よりメガネを掛けた自分の顔が嫌いなのです。
もちろんそんなメガネに何のこだわりもなくお金もかけたくなかったので、ZoffやJINSの軽くて安いやつを適当に買って使っていました。ところが先日、JINSで買って長いこと使っていたメガネの鼻パッドの部分が根本から折れて使えなくなりました。
その時気がついたのです。今までこのメガネのお陰でいろんな景色を見ることが出来たのに、ずっと一緒に過ごしてきたのになんでもっと愛着を持てなかったのかと。
メガネにこだわってみたい
ZoffやJINS等の海外で大量生産された安いメガネももちろん手頃でいい商品だとは思いますが、いい大人として一度ぐらいはいいメガネを所有してみたい。それを機にメガネに対するネガティブな感情を払拭し、メガネである自分を受け入れ、メガネとして生きていく覚悟を決めたいと思いました。(大袈裟)
僕はメガネです!と胸を張って言えるように。
増永眼鏡さんへ
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国産メガネフレームの一大産地といえば福井県の鯖江市が有名ですが、この福井県で眼鏡産地の基礎を築いたのが増永眼鏡の創立者、増永五左ヱ門です。
眼鏡産業の父とも呼ばれる彼の名前を冠した本物のメガネをぜひ所有したいと思い、奈良のお店に行ってみました。
こちらがMASUNAGA 1905 奈良学園前店です。とてもおしゃれな外観。
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公式WEBサイトを見て大体どのメガネを買うか目星は付けていたので店員に自分の予算を伝えると、その予算ではちょと厳しいと言われました。
「えっ!? あれっ!?」
なんと僕がWEBサイトで確認した金額はフレームのみの金額で、そこにレンズの値段が上乗せされると予算の倍近い金額になってしまいます。「アカン…汗、貧乏人が来るところじゃなかった…帰りたい…」といきなりのあきらめモード。
「こ、今回は一旦帰って、ま、また来ますね。」とキョドりながらも、せっかくなのでいろいろ試着させてもらうことに。
丁寧な接客でいろんな話を聞かせてもらいながら、最終的にはなんとか腹をくくり購入に踏み切りました!そこにはいろんな葛藤が有りましたが長くなるので割愛。
購入!
購入したのがこちら、MASUNAGA 1905 光輝033 #49 BK-GRYです。
この「光輝」シリーズは、1970年大阪万博のタイムカプセルに収納され40年に渡りロングセラーとなった名品「Custom72」の後継モデルとして誕生しました。
110年以上培ってきた職人達の手によって一本一本磨かれた技が光る逸品です。
メガネは黒色以外のフレームはありえないと、過去3つのメガネは全て黒単色だったんですが、今回初めてグレーがかった色にしてみました。僕としてはかなりの冒険です。
掛けてみるとパッと見は黒色なんですが、黒単色のものよりいい意味で主張が少なく、とてもマイルドな印象でとても気に入りました。
とても美しいフォルム。
MADE IN JAPAN の文字が嬉しい。
文字は印刷じゃなくしっかりと刻印されています。
最後に
このメガネを掛け始めてから1ヶ月が経ちましたが、使用感は良好でとても気に入っています。末永く使えるよう大事に扱っていきたいと思います。
そしてこのメガネをかけて今ここに高らかに宣言します…
僕はメガネですっ!!!