完成前にオイルアップしてみる
革製品を末永く愛用していく上で大切なのが、クリームやオイルなどを使って革に栄養やハリツヤを与える等のメンテナンスです。僕も日頃からブーツやベルト、財布等の革製品に定期的なメンテナンスを行っています。
現在、まだレザーショルダーバッグは製作中なんですが、「は、早くこいつに栄養を与えてやりたい!」とはやる気持ちを抑えられず完成前に施行することにしました。
まぁ完成した後よりも、まだ幾つかのパーツが分かれている今の方が塗りやすいってのもあります。
ニートフットオイル
僕が革のメンテナンスでよく使っている大正義、アニリンカーフクリームでも良かったんですが、今回はレザークラフトの仕上げによく使われているというニートフットオイルを使ってみることにしました。
文字通り牛の脚から抽出されたオイルです。タンニン鞣し革の保革と仕上げに適していて、革の油分を補い柔軟性を保ってくれます。またこのオイルを塗ってから日焼けさせると、より深みのある濃い色に変化していくそうです。
革をまるまる使わせて貰うだけじゃなく、そのメンテナンスにも脚の油まで使わせて貰うなんて、ほんま牛さんさまさまやでぇ!
ウエスにオイルを染み込ませて塗っていきます。
液体なのでとても塗りやすいです。塗りムラが出やすいと聞いてたんですが、そもそもこの革自体色が濃いので全く分かりません。
塗る前
塗った後。写真ではほとんど違いが分かりませんね…。実際は表面にツヤが出て綺麗です。
ショルダー紐にも塗り塗り。
ついでにジーンズの革パッチにも塗り塗り。ブーツなんかの他の革製品にも使えそうですね。
塗り終ってしばらく乾燥させた後、きれいなウエスで乾拭きして完了です。
最後に
というわけで今回は鞄の完成前にオイルを塗ってみました。こういったメンテナンスを行うことでとても愛着が湧きますね。早く完成させたいな〜。
またこのニートフットオイルが今後どのような色の深みを醸しだしてくれるのか楽しみです!