前回から引き続き、野崎島の写真をお送りしていきたいと思います。
旧野首教会を後にします。
島の西にある野首港。
公衆トイレの前には不細工な鹿のオブジェが。
野崎ダム。
この細い川にかかる短い石橋が、集落の跡を思わせます。
島には不思議なぐらい酒瓶がいっぱい散乱していました。この酒瓶なんかは木の根に飲み込まれています。
他にも陶器の破片や貝殻がよく落ちていました。
島唯一の宿泊施設、野崎島自然学塾村
こちらは宿泊室、トイレ、浴室、炊事棟等が完備された簡易宿泊施設である野崎島自然学塾村です。
小・中学校の木造校舎を再利用して作られており、ここを日帰りで利用するには来島の前に小値賀港ターミナル内のおぢかアイランドツーリズムカウンターにて利用料1,000円を支払う必要があります。
入口の前には鹿の骨が…
宿泊施設はこんな感じ。
この部屋を休憩など自由に使うことが出来ます。
ここで博多で買ったおにぎりを昼食として食べました。
ずっと屋外で歩きっぱなしだったので、靴を脱いで畳の上でゆっくり休憩できるのはありがたいですね。ケータイもずっと圏外だったんですがここなら無料Wi-Fiがあるのでとても便利でした。種類も少ないですが自動販売機も有りました。
学校の運動場だった場所。
野崎港方面へ戻ります。
北崎展望所。
野崎火山火口跡を望むことが出来ます。
段々畑。
大パノラマ、野崎のサバンナへ
この赤土の大地と独特な木々の形はまるでサバンナ!
そう、野崎島の東側には通称「野崎のサバンナ」というまるでアフリカのサバンナを思わせるワイルドな景色が一面に広がっています。日本とは思えないですね。
昔はここに畑や水田があったんでしょうか。
ここにも多くのキュウシュウジカ達がいました。かなり遠くから撮影してるんですが、すでにこちらを警戒しています。さすが野生!
逃げられた!
鹿の糞がそこらじゅうに散らばってるんですが、多すぎて逆に気になりません。
シルエット
端っこには戦没者のお墓が有りました。
野崎港と野首海岸と旧野首教会が見えます。
このサバンナで一時間過ごしました。
早朝に訪れた野崎集落に戻ってきました。再びここを探索していきます。
石段を登りたいのに目の前に立ちふさがる獣が。…恐い。
大体の鹿は人間の姿に驚いて逃げ出すんですが、大きな牡鹿なんかはこちらにガンを飛ばしてきて一歩も引きません。
「何やお前、やるならやったんぞ!」という殺気を放ってるので結構恐いです。その姿はまさに野獣。奈良公園の人に慣れきった鹿とはまるで違います。
安易に近づくのは危ないですね。
入口の外から撮影。
お尻。
通せんぼ。
古いタンス。
ハンモック。この手作り感がいいなぁ。
島の至る所に咲いていた鮮やかな花。
港近くの恵比寿神社。こちらも崩壊しています。
港前では多くの大工達が野崎島ビジターセンターの新築工事を行っています。これから観光に力を入れていくみたいですね。
実は早朝の便で僕らが訪れた後、10分もしないうちにこの工事関係者の人達がやってきました。島にはずっと重機の音や木槌を打つ音が響いていたので、無人島の静けさというのはあまり感じられなかったのが正直残念ですが、こればっかりはしょうがないですもんね。工事は今年の11月いっぱいまで続くようです。
15時、小値賀港行きの町営船はまゆうがやって来ました。こうして無人島、野崎島での探索は終了です。
最後に
廃村あり、鹿あり、海あり、教会あり、サバンナありとかなり楽しめるスポットでした!
特に村がそのまま廃墟化した野崎集落と広大な野崎のサバンナは一見の価値ありです!かなり見ごたえがあります。二年前に訪れた軍艦島ツアーよりこちらの方が満足感がありました。
なかなか頻繁に行ける場所じゃないので、沖ノ島神社、王位石や旧舟森集落などのスポットに行きそびれたのが残念ではありますが、また機会があればそちらの方も探索したいと思います。
今後世界遺産登録が実現すれば人気観光地になるのは必至。観光客が増えれば現在ほど自由に散策することができなくなると思います。興味が湧いた方はぜひ今のうちに訪れるのをオススメします。
旅は小値賀島周遊サイクリング編へつづく。
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