ジオラマ・ミニチュア風写真とは
写真に写っている街や人間が、まるでジオラマやミニチュアのように見えるとても不思議で面白い写真です。
まずは僕が過去に作ったミニチュア風写真をご覧ください。
いかがでしょう。本物のジオラマやミニチュアのように見えましたか?
これらの写真は実際に僕が街で撮影してきた写真をPhotoshopで加工して作ったものです。
ちなみにこれらの写真は過去にリコーが運営していたGRブログのトラックバック企画「レタッチ」において選出された事もありまます\(^o^)/
GRブログ 10月のトラックバック企画「レタッチ」の選出作品
このジオラマ・ミニチュア風写真ブームの火付け役となった写真家の本城直季氏は本来チルトシフトレンズというレンズを使うことでこのような不思議で楽しい写真を撮ってるそうですが、このチルトシフトレンズというのがとても高価な代物でなかなか手が出ません…
しかしPhotoshop等のソフトを使えば簡単に作れますし、ここ最近のデジカメには、クリエイティブフィルターやアートフィルターといった機能のなかに大体“ジオラマモード”が備わってます。
WEBブラウザ上で作れるサービスや、スマホアプリでも簡単に加工することができるので一昔前に比べるとかなり敷居が低くなったと思います。
ジオラマ・ミニチュア風加工に適した写真を撮ろう
まずは元写真を用意します。とにかく大事なポイントが以下の二つ。
①高いところから見下ろした俯瞰写真であること
実際のジオラマやミニチュアはほとんどの場合上から見下ろしますよね。できるだけ空を入れずに撮るとよりらしくなります。
②人や車を写しこむこと
建物だけでも楽しいですが、人や車、立ち木などのオブジェクトを入れることでよりミニチュア感がでます。
ジオラマ・ミニチュア風写真の作り方(Photoshop)
元写真が用意出来たらPhotoshopで加工しましょう。
①コントラスト、彩度を上げる
よりおもちゃ感を出すためにコントラストや彩度を上げてメリハリをつけます。少しやりすぎかなってくらいが丁度いいです。
②写真の上下をぼかす
ようは写真のピントがあっている部分をせばめることで被写体深度の浅さを再現し、ミニチュア風に近づけます。
Photoshopを扱える人にわざわざぼかし方を一から丁寧に説明するのもどうかと思うので割愛しますが、PhotoshopCS6だと〈フィルター〉→〈ぼかし〉→〈チルトシフト〉でとても簡単です。
ジオラマ・ミニチュア風写真作例
気付けば加工向きの写真が結構増えていたので久しぶりにPhotoshopでさくっと作ってみました。
中には全然ミニチュアっぽく見えないものもいくつか混ざってますがそこはご愛嬌。
葛城山
葛城山 2
佐保川
富士山
生駒スカイランド ゴーカート
電車
大阪駅 時空の広場
オアシス21 水の宇宙船
オアシス21 水の宇宙船 2
カンボジア アンコール・ワット
カンボジア ベンメリア
カンボジア バコン
那智の滝
ST250で颯爽と走る僕(この写真だけ人に撮ってもらいました。)
御在所岳
旧遷喬尋常小学校の教室
小豆島 エンジェルロード
みたらい渓谷
香嵐渓
大台ヶ原
大台ヶ原 2
大鳴門橋
伊根の舟屋
アドベンチャーワールド イルカショー
アドベンチャーワールド イルカショー 2
吉野山の桜
奈良 鷺池
奈良 鷺池 2
友ヶ島の桟橋
瀞峡
瀞峡 2
銀閣寺
北海道 知床五湖
北海道 開陽台
四日市コンビナート群
東京の街並み
東京の街並み 2
熊本の道路
鵜戸神宮
高千穂峡
高千穂峡 2
最後に
久しぶりに作ってみたんですがやっぱり好きですこれ! すごく楽しい\(^o^)/
個人的に最後の高千穂峡 2がお気に入りです。ボートがもっとあればよりミニチュア風になったかな。
みなさんもぜひ自分で撮影した写真でジオラマ・ミニチュア風写真を作ってみてくださいね!